仮想世界はどんな夢を魅するか

やみおち

ようこそ

最初に使ったPCは、私が小学生の頃に父親が買ってきたWindows XPが搭載されたノートパソコンでした。

Windows XPといえば、みなさん覚えていらっしゃるかも知れませんが、立ち上げたときに、とても格好良いとは言えないフォントで書かれた「ようこそ」が表示されたんですよね。

この「ようこそ」はとても好きな表現でした。PC、あるいはその先にあるインターネットの世界に誘われているような気がして、ワクワクしたものです。

さて、仮想世界へ誘われたみなさんにもこの言葉が一番ふさわしいでしょう。「ようこそ!」

仮想世界とはなにか

仮想世界って何なのでしょう。辞書的に説明しようとすれば、「インターネット上に構成された、人と人とが交流できるようなプラットフォーム」程度の説明になるはずですが、それ以上にずっと意味があるはずですよね?

わたしは「覆い隠された現実を持った人たちがあつまる世界」なんだと思っています。そして、それゆえ魅力的なんだと思っています。

いくら「仮想世界に住んでいる」なんて言ったって、人には間違いなく現実があります。各々ことなる活動を営んでいるでしょう。それでも、仮想世界にいるときはきっと、必要のないものについては覆い隠してしまって、魅せたい自分で存在していると思うんです。― その究極はきっと、仮想世界のアイドルだと思いますが。

本当に「仮想世界にしか生きていない」という人間がいるのだとすれば、その人はきっと「仮想世界にいない」のです。もしそうだとすれば、その人にとってそこはただの現実に過ぎないと思いません?「仮想世界」というのはやはり、「現実世界」との対比の上に存在していて、現実を覆い隠した世界のように見えるのです。

はじめまして!矢澪チールです

記念すべきこのサイトでの最初の文章ですから、自己紹介しますよ!

矢澪チール (やみおちーる) と申します!TwitterとVRChatにいます。もちろん「私」も、現実の誰かの、何らかが覆い隠された存在である。ということですよ?

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